iPadぼうやの父 さん
(お子さん:男の子)
誰と?:お父さんと

ロボやプログラミング系は苦手な父です。

9歳になる息子は、小さいころからレゴにはなじみがありました。
ただ、組み立てることよりも出来上がったもので遊ぶことに興味があり、それを組み立てるのは、専ら父親の私でした。
6歳の頃に車のラジコンを買ってやったことがありました。
前後のレバーを前に倒せば前に進み、左右のレバーを右に倒せば右に曲がるという昔ながらのものです。
自分の操作で自在に操ることができるラジコンを、彼は当時宝物としていました。
そして今回息子には、『プログラミングというのは、ラジコンとは違って、最初にどのように動くかを決めて、パソコン上のボタンを押すとその通りに動くというものだよ。そして動くのは自分で組み立てたレゴだよ。』と説明したところ、『やりたい!!!』とのことで、参加に応募することにしました。
 ダメもとで申し込みをしましたが、結果はまさかの“当選”!!!
早速、休日を利用してロボットを組み立てました。
気が付くと、お互いに『次は自分に組み立てをさせてよ。』というようなことを言い合いながらの組み立てとなっていました。(笑)
プログラムソフトは(PCだけではなく)iPadでもでき、子供が使いやすくてよかったです。
色々なモードでロボットを動かしてみましたが、中でも親子で楽しめたのは、ロボットのセンサーが線をたどるモードでのプログラムです。
画用紙にマジックでラインを描き、その上にロボットを置きました。
ところが、ロボットはマジックのラインではなく、紙の縁をラインととらえ、画用紙の縁に沿って動きます。
モニターを再度確認してみると、閾値の数字を変えることができることが分かりました。
閾値を変えてみると、今度は、ロボットはマジックのラインの上を動くようになりました。
息子は何かうまくいかないときに、工夫してそれに対処することを学んだようでした。
レゴを始めとした組み立て玩具は、設計図が用意されていて、その通りに組み立てると誰でも完成させることができます。
でも、本当に面白いのは、レゴの組み立てはもちろんですが、それを使って何をするのかを考えることです。
今回のev3デスクロボは、プログラムの複雑な部分を割愛して、その中の前に進む量や、曲がる角度、そしてそのスピードを自由に変えることができるという点で、ラジコンには飽きた子供達、玩具を通して少しでも自頭の良い子供に育ててあげたいと考える親御さんには適当な品物であると感じました。
子どもたちは成長して、いずれ社会の一員になることでしょう。
生きていれば、時に困難に直面することもあることでしょう。
そんなときに、このようなプログラミング学習は、子供達が問題解決能力を養う一つの手段となるものと考えられます。
人生には、一生を通しての設計図は存在しないのですから。